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目的と手段を区別する

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目的と手段を区別する

創業してから、3年以内に倒産する会社は約70%もあると言われています。  

「簡単に起業できるけど、存続させるのが難しい」

そんな時代になりました。   世の中には、成長し続ける『上がり目』と、 倒産へ向かう『下がり目』の2つしかありません。  

下がり目の企業の共通点

  それは、”手段が目的になってしまっている”こと。   老舗の和菓子屋の話をしましょう。   その和菓子屋には先代から受け継がれてきた秘伝の和菓子があり、 現在でも一番人気の商品です。   そんな和菓子が、ある時期から徐々に売れなくなり、 会社は倒産の危機に直面したことがありました。   その原因は、、、 『和菓子の味を、全く変えなかったこと』   「え?」 とクエッションが浮かぶ方も多いかもしれません。   先代から受け継がれてきた秘伝の味。 それを変えないのは当たり前では?と思うかもしれませんが、 和菓子の味は、「目的」ではなく、「手段」なのです。   この和菓子屋さんの創業理念は、 『お客様に、美味しい喜びと、幸せを感じていただきたい』   その理念(目的)のために、 先代が試行錯誤して生み出したのが、その秘伝の和菓子。   つまり秘伝の味は理念のための手段であって、 「代々続いている味だから」と固執することは、手段が目的になってしまっているのです。   砂糖が貴重だった時代と、 洋菓子やアイスがコンビニでも買える時代では、人々の味覚は変化しています。   「受け継いだ味」に固執して、お客様が感動と幸せを感じられなくなってしまったら、 それは元も子もない事態。。。   現在の社長は言います。   「我が社の商品は、創業当時から随分と味は変わっております。 でも、お客様へ喜びと幸せをお届けする理念は変わっていません」   もちろん、一概に受け継がれてきた伝統が古いなどということはありません。   不変の大切な技術と想いは継承され、守り抜かれています。   でも目的(原点)を忘れず、時代との調和点を見出していくのが、 受け継ぎ守り貫く者の務めのように思います。 wadou